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KIKI歌野

Author:KIKI歌野
物書き(♀)です。アダルト表現を含む物語もありますのでご注意ください。ふと訪れた方々が楽しんでくださればうれしいです。
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KIKI歌野の、たあいないものがたり
小説を書いています。官能を含む恋愛小説、普通の小説をぼちぼち載せていきます。たぶんまあまあ面白いです(つまんなくても暖かい目で見守ってください・・笑)


  NEW!!☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 2012年8月
 直己×香枝の最新作『パーフェクト・ビューティー・オブ・ライフ』アップしました。

 ゴメンナサイ、今回は有料コンテンツですが、(1)のみ無料で試し読みしていた
 だけます。

  皆様から寄せられたご感想はコチラ → ★★

 
 2010年11月
 直己×香枝の第四弾『ラヴァーボーイの受難』アップしました。


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  初めてのお方はどうぞ。このブログ内の小説ラインナップが一目でわかります。


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  小説のキャラ紹介です。「100の質問!」コーナーもあります。お時間のある方はぜひ


  KIKI歌野の日記
  皆様へのお知らせとかお礼とか言い訳とか、いろいろ書いてあります。


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  キャラなりきりつぶやきもやってますので、小説を気に入ってくださった方なら
  楽しめると思います。ぜひのぞいてくださいね(現在停止中・・・ごめんなさい)



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天敵とあと一秒のキスを(4)
「コーヒーちょーだい。さっき新しいの作ったから」
 声が飛んできた。ベチベチベチと指は止まらずに動いている。
「・・自分でやれば?」
「お前のほうが近いじゃん。頼む」
 香枝は紙コップにコーヒーを注いで運んだ。宇田川はおざなりな礼を言った後、無言だった。空恐ろしい集中力でタイプし続けている。香枝はソファーに座って再びファイルを読み始めたものの、内容なんかひとつも頭に入ってこない。
「おーし終わり。早っ! なんて素晴らしい俺」
 宇田川はパソコンを閉じ、コーヒーを飲むと腕時計を見た。
「ビミョーな時間だな。タクシーか始発を待つか。籾山はどーすんの?」
「資料読んだら帰る」
「それ読んでるって言わねっしょ。ページ進んでないじゃん」
 宇田川はパソコンを椅子に置くと立ち上がり、テーブルを迂回して香枝の前に立った。身をかがめて、香枝を囲うようにソファーの背に両手をつくと顔を覗き込む。笑っている。香枝の心臓がドゴンと鳴った。
「なに・・」
「化粧そーとー剥げてんなぁ。こないだのグチャグチャ顔よりましだけど」
 このかすかな悪意は、あの夜ホテル行きを断ったせいに違いないと香枝は思った。
「どいてよ、邪魔」
「質問していい?」
「え?」
「この場で今キスしたがってるの、俺1人ですか?」
「・・・」
「俺は籾山にキスしたい。でもお前が嫌なら何もしないで帰る」
 顔を5センチの距離まで近付けると、宇田川は意地悪な笑いかたをした。優しく髪を撫でてくれたあの手の持ち主とは思えない。唇の距離はもう触れんばかりだ。宇田川の香りがする。一度抱きしめられただけなのに、香枝はもう彼の匂いを知っている。
「キスしたい?」
 宇田川は奇妙に優しい小声で聞いた。
「・・したい」
 香枝は眼を伏せて答えた。かなり屈辱的だった。だが嘘じゃない。香枝はこの3日間、ともすれば宇田川のほうへと飛んでいく意識を抑制するのが精一杯だった。たぶん宇田川には彼女がいると思う。こういうオーラを持つ男に女がいないわけがない。そうわかっていても触れたかった。
 宇田川は乾いた唇で香枝の上唇をはさんだ。すぐに離し、唇の端っこを舐める。そして反対側の唇の端も。宇田川の頬はいたずらっぽく歪んでいる。香枝は焦れて自分から唇をあわせたが、すっと顔を引かれ「積極的ですねー」とからかわれた。なんだか傷つき、傷ついた自分がバカみたいで鼻の奥が熱くなった。
「このくらいで泣くかねえ」
 宇田川は額を香枝の額にくっつけて囁いた。
「泣いてない」
「ちゃんとキスしてやるから泣かない泣かない」
 なぜいつのまにこっちが乞ってることになっているんだろう。香枝は地団駄を踏みたいくらい悔しい。
「でもこの中腰が辛くて。いてて・・・」
 と言いつつ宇田川は香枝の横に座り、唇をあわせた。待ったなしのディープキスだ。2本の腕で強く抱き締められる。体が密着すると1秒とかからずに香枝は発情した。体の奥が熱い。舌と舌が睦みあう。相思相愛のカップルってわけじゃないのに、舌同士だけはそうみたいだ・・・と考えながら宇田川の背中に腕をまわした。
(・・・どうしよう、たぶん好きだ。こいつのこと)
 冷たくて熱い塊が喉を降り、お腹まで落ちていった。オセロの盤面がラストで逆転して色が裏返るように、香枝の心も反転していた。あまりに急激な変化に自分自身がついていけなかった。
 ジャケットを脱がされ、首の後ろを掴まれた。のけぞらせた香枝の喉を、宇田川の唇が這った。
「あ・・」
「やべーんだけどその声・・」
 宇田川が小声で笑った。香枝の耳たぶを軽く噛み、中に熱い息を吹き入れる。
「あっ・・ん・・」
 耳は無条件に弱い。自分で触っても何も感じない場所なのに、人に愛撫されるとゾクゾクしてしまう。
 宇田川は香枝を柔らかく押し倒した。のしかかりながら耳へのキスを続け、指先で香枝の乳首のあたりを撫でまわす。布越しでも過敏なほど感じてしまい、香枝は身をよじらせた。
「あ、宇田川・・・ダメ」
 ここ会社じゃん、という冷静な声が頭のなかにこだまする。だが胸を揉まれて声を抑制することすらできなくなっている。このままここでセックスしまうのだろうか。彼氏でもない宇田川と。だいたいここは明るすぎる。蛍光灯が煌煌と照らすオフィスでなんて絶対に無理だ。
 宇田川の手が香枝のインナーを胸の上までまくりあげ、ブラを露出させた。ホックをはずして浮かせたカップの下に手を潜り込ませると、じかに肌に触れた。固くなった乳首を唇で吸われる。恥ずかしさで香枝の顔がますます熱くなる。宇田川にこんなことをさせている自分も、楽しそうに乳首を舐めまわす宇田川も変だ。でももう止まらない。
「あっ・・あ・・ダメ・・やだ、こんなとこで・・」
 場所だけが嫌でセックス自体はOKと言っているようなものだ。香枝は羞恥に襲われて両手で顔を覆った。
「おっまえマジそれ? こーゆーキャラだったか?」
 両手首を掴まれ、真っ赤になった顔をあらわにされた。宇田川は困ったような、ものすごく嬉しいような、Sっぽい意地悪さもまぜこぜになった表情をしていた。
「だって、明るすぎるんだって」
「じゃあ電気は消す。でもここで抱く。いいよな?」
 質問の形をとっているが口調は断定的だった。素早く香枝の上から降りると、入口のスイッチのところまで歩いて蛍光灯をパチパチと消し、フロアの一番向こう側の列だけをつけっぱなしにした。うす暗くはなったが、丸見えであることには変わりない。香枝は乱れた服を引っ張って直しつつ、宇田川を待った。入口近くに放置してあったローラー付きのパーテーションを片手で引っ張ってやってくる。もう一方の手で白いシャツのボタンを外している。パーテーションをソファーの横に設置し、外から見えないようにすると、宇田川はシャツを脱ぎ、その下のTシャツも脱ぎ捨てて放った。外した腕時計をテーブルに置いたコトッという金属音が、情事開始の合図のように聞こえた。
 宇田川は再び香枝にのしかかって愛撫を再開した。なんだこの邪魔な布は、というような仕草で香枝の上半身を裸にしてしまうと、しっかりと抱きしめてくれた。宇田川の肌は香枝よりも熱い。肩の骨の張った筋肉質な体のラインは見惚れるほど美しい。香枝はゴツゴツした肩甲骨や張り詰めた背中を撫で、鎖骨に唇をつけた。しなやかな首筋にも。
「くすぐってっつの・・」
 宇田川の喉が可笑しそうに動いた。だって綺麗なんだもんと香枝は心のなかで言った。
 宇田川は香枝のグレーのパンツとストッキングを少し苦労しながら脱がせると、足首から抜いた。香枝に残されたのは、もうショーツ1枚だけだ。
「次回はスカートにしてもらいてーな」
「え?」
「だから次回。こん次」
 香枝の脚を下から撫であげながら、宇田川は顔まで戻ってきた。眼だけは満足そうに香枝の脚を鑑賞し、ショーツを指先で弾いたりしている。意味がよく取れない。この関係を継続的にするという事か。つまりセックスフレンドになれってことだろうか。そんなの嫌だ・・・。
 香枝の乱れた思考は、股間に潜り込んできた宇田川の手の動きで中断された。いきなり布の中に手を入れられ、「あ、やだ!」と声をあげて痙攣する。
「嫌なんだ?」
 宇田川は笑って唇にキスしながら、香枝の奥深い部分を触り続けた。
「熱い。超濡れてる」
「言わなくていい・・んっ・・」
「真っ赤になるから、面白れんだもん」
 宇田川はパンツを脱ぎ、下着も脱いでしまうと全裸になった。「同僚」の性器を直視する勇気は香枝にはまだない。宇田川に脱がされるのはさすがに恥ずかしいので、ショーツは自分で脱いだ。会社で全裸なんてありえない異常さだ。
「スゲーな俺ら。まさか監視用カメラとかないよな?」
「あったら自殺するよ」
 宇田川はクスクス笑い、「でもお前の裸なら恥にはなんねーかも」と褒め言葉らしきセリフを言った。香枝の脚の間に体を割り込ませ、くすぐるように膣の表面を愛撫していた指を中に沈みこませた。かすかな痛みが走った。
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